八鹿、名草妙見山
北但層群(新生代第三紀中新世)

兵庫県養父郡八鹿町


新生代中新世の約2000万年前、日本海側の全域で大きな地殻変動が起こりました。
多くの海底火山活動でマグマが海水で冷やされ特徴的な緑色に変色しました。これを
グリーンタフと呼んでいます。

兵庫県の日本海側にこのときの地層で北但層群と呼ばれる砂岩、泥岩、凝灰岩の
地層群があります。

以下の標本はその中の村岡類層から産出した物です。化石の研究からこれらの地層
は深度200m以内の海底で堆積した物とされています。
ここで採集される化石自体は海成で保存があまり良くありません。しかし採集した標高
は800〜1000mですから海面下約200mから1000m以上地殻変動で持ち上げら
れたことになりますから驚きです。
51 53 54 56 57 58
植物 ブナ ケヤキ 巻き貝 二枚貝 二枚貝

化石産地別検索 のコーナーへ戻る