神戸の植物化石
古第三紀漸新世


今からさかのぼること約3400万年、神戸市北部を中心とした地域に「古神戸湖」という淡水湖がありました。 その湖に堆積した地層を「神戸層群」といいます。この地層には多くの植物化石が含まれることで有名です。 今までに確認された植物化石は約250種以上にも及んでいます。 また、希に昆虫化石も発見されています。

身近なところでは、オリックスブルーウェーブの本拠地「グリーンスタジアム神戸」もその地層の上に建っています。

神戸層群の植物化石は白から灰白色の凝灰岩中に見られます。白い石をハンマーで叩くと、パカッと割れて保存状態の良い見事な化石が現れます。

しかし、最近は付近の開発が進み良い露頭が少なくなりました。その数少ない露頭も採取し尽くされ、良い標本を得にくくなっています。 かなり掘り進まれた産地では、大きなブロックで化石層を取り出すことは不可能に近く、大変危険を伴います。
ニレ科 ブナ・オオバメギ ヤナギ科 木材片 ブナの殻斗 シダ科トクサ
11 12 13 20 21 23
メタセコイヤ サワグルミの実 つぼみ 木材片 マンサク科フウ マメ科
24 25 26 28 29 31
ニレ・ケヤキ マンサク科フウ ヤナギ科 ツバキ チュウシンフウ チュウシンフウ
34 35 36 40 104 105
ニレ科 ケヤキ バラ科 クスノキ科ニッケイ ヤシ科シュロ ヤシ科シュロ
106 107 108 109 124 374
トクサ・ブナ スイカズラ科 ブナ科ホソバシラカシ スイカズラ科 マックリントッキア カキノキ
376 379 385 386
オークガシ ヌマスギ シダ シダ、ゼンマイ
126
フズリナ

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